豊中久保団地　9.10.11号棟

マンション建替えの概要

長期間にわたる折衝の結果、合意形成へ

豊中久保団地は1957年に日本住宅公団から分譲された全体で11棟の団地で、1~6号棟がテラスハウス、7・9・10・11号棟が区分所有、8号棟が法人社宅でした。

建物敷地は団地内の棟ごとに分割され、それぞれの棟ごとに所有し、公園緑地は全体で共有、団地内通路は豊中市に移管されるという複雑な敷地所有形態でした。
築後30年を迎える頃、長谷工コーポレーションを事業協力者として団地全体の共同建替えを検討しましたが、複雑な敷地所有形態のため、合意形成が進んだ棟から随時建替える「分割建替え」 を選択することとなりました。

住宅団地の中で7年の期間を要して建替えられたディオ・フェルティ豊中（旧久保団地7号棟）に続き、何とかしたいという9・10・11号棟72戸の区分所有者の意志が強く、また、当社の粘り強い対応と柔軟な事業組み立てにより全員の合意が得られ、ディオ・フェルティ豊中の竣工から遅れること2年5ヶ月後、セントポリア豊中壱・弐番館132戸に生まれ変わりました。