大阪府豊中市新千里南町
居住者の高齢化でメゾネット住宅をバリアフリーに考慮した住まいへ建替え
マンション建替えの概要
敷地面積の約45%を緑化して、周辺の緑地環境とつながる景観を形成
千里南町メゾネット住宅は、1971年に大阪府住宅供給公社により分譲された2棟104戸の団地で、北大阪急行線 「桃山台」駅より徒歩3分と至便であり、緑豊かな光景を描く千里ニュータウンに立地していました。 居住者の高齢化が進み全住戸がメゾネット住宅であったため、階段の上り下りが負担になっており、併せて賃貸住戸の増加や建物の老朽化と耐震性への不安など諸問題を抱えるようになったため、管理組合が中心となって団地再生に向けて検討を開始しました。2013年の事業協力者選定後、 建替え事業が進められていく中で、長谷工コーポレーションは設計・建設会社として選定されました。
新しいマンションは公園隣接の敷地を有効に生かし、マンション敷地約11,600㎡に対して、自走式駐車場の屋上緑化を含めて約5,000㎡を緑化。また、エントランスホールは美術館やホテルを思わせる2層吹き抜けの贅を尽くした空間としました。また、敷地の高低差を生かして、エントランスホールからグランドエントランスへ続くエスカレーターのアプローチを採用した277戸のマンションに生まれ変わりました。