住吉南住宅

マンション建替えの概要

まちの再生・活性化の進む中、 事業者選定から約1年で事業着手

住吉南住宅は、1954年に兵庫県住宅協会により分譲された、鉄筋コンクリート造・連棟2階建てテラスハウス3棟18戸の団地でした。
JR東海道線「住吉」駅の駅前、利便性の高い阪神間の良好な住宅地に立地し、隣接地には住吉第二住宅という同じ兵庫県住宅協会が整備した賃貸テラスハウスがありました。

しかし、阪神・淡路大震災以降、「JR住吉」駅では駅前の再開発がおこなわれ、社宅や公営賃貸住宅等の建替え等により、まちの再生・活性化が進められるなかで、本分譲団地のみが老朽化した建物として残っていました。

築後50年以上が経過し、建物・設備ともに経年劣化が進み、区分所有者からは住戸内部がバリアフリー対応ではないなど、様々な不満の声があがり、2005年から住吉南住宅の将来に関する意見交換が始まりました。
総戸数が18戸と小規模であったことから、管理組合活動の中では顔の見える運営がなされており、周辺の再開発も後押しとなって建替え事業の話が進み、事業協力者として、積水ハウス・長谷工コーポレーションが選定された9ヶ月後には団地の一括建替え決議が成立されました。
2009年5月には周辺の邸宅街にとけ込んだ7階建て46戸の緑豊かなマンションに生まれ変わりました。