月島コーポ

マンション建替えの概要

隣地との一体開発による建替えの第一号ケース

月島コーポは、1954年に民間企業の社宅として建設され、 築後23年に改修が行われ、30戸の分譲マンションとして販売されました。築後41年の1995年頃より建物の老朽化が進み建替えの検討が始まり、当初は単独での建替え検討を行っていましたが、負担金が多く計画を断念。1997年7月、 長谷工コーポレーションが事業協力者に選ばれ、それまで前例のなかった隣接する研究所敷地を含めた一体開発を検討し、隣接地の用地取得の交渉を行いました。1994年4月、全員合意のもと、隣地所有者とデベロッパーを含めた３者間で基本協定を締結し、一体化での建替えが決定しました。

隣接地との一体開発によって都心居住型総合設計制度が適用され、高さ制限の緩和、容積率の割り増しが認められました。 これにより一般分譲する床面積が増え、その売却収入を建替え費用にまわすことで、所有者の方々の自己負担なしの建替えを実現することができました。