元浜町13番街区第一種市街地再開発事業
日本初の個別利用区制度を採用
“黒壁” の古いまちなみと住宅・商業が調和した街区が誕生
長浜市元浜町は長浜市の中でも昔から中心的な街として発展していました。また、本地区は滋賀県の中で最も多くの観光客が訪れる「黒壁スクエア」に隣接する地区です。
地区内では中央に位置する大型商業施設の老朽化が進んでおり、災害に対する危険性が高まる中、賑わいも減ってきている状況でした。また、小規模駐車場として暫定的に利用されている空き地が点在し、良好な市街地環境を形成することが課題でした。当該地区の防災性の強化、都市機能の更新とまちなか居住を推進するため、「長浜らしく美しく住む」をコンセプトに、再開発エリアに住宅棟・商業文化棟の敷地を分割し、その上で一体的な開発を行いました。
尚、本再開発事業は、個別利用区制度を日本で初めて採用した事業です。
既存建築物を残すことで「黒壁の古いまちなみ」を形成する区画と、商業文化施設、共同住宅(分譲マンション)が調和した新たな街区が誕生しました。
事業概要
- 所在地
- 滋賀県長浜市元浜町
- 区域面積
- 約0.6ha
- 権利者数
- 15名
- 用途
- 住宅、商業施設、駐車場
- 規模
- 地上7階
- 住宅戸数
- 42戸
- 事業施行者
- 元浜町13番街区市街地再開発組合
- 参加組合員
- 長谷工不動産
- 設計者
- まちづくりカンパニー・シープネットワーク
長谷工コーポレーション - 施工者
- 住宅棟:長谷工コーポレーション・材光工務店共同企業体
商業文化棟:材光工務店・材信工務店・大塚工務店・国友工業共同企業体
事業スケジュール
- 2015年3月
- 準備組合設立
- 2016年9月
- 都市計画決定
- 2017年8月
- 組合設立認可
- 2018年5月
- 権利変換認可
- 2019年1月
- 工事着工
- 2020年3月
- 工事完了