大工町一丁目地区第一種市街地再開発事業
(トモスみと)
県都・水戸市の中心市街地の西の玄関口「トモスみと」
特定業務代行者の導入等により停滞していた事業を推進
大工町一丁目地区はJR水戸駅より国道50号線沿い約2kmの中心市街地の一角に位置しています。商業の中心が駅前に移行する等、県内屈指の歓楽街を後背に抱える本地区も活気を失いつつあり、空地等も多く都市機能の更新が急務となっていました。
1991年準備会発足でまちづくりをスタートしながらも、その間建築資材の高騰等に起因する工事費の急騰により入札不調の事態となりました。度重なる設計変更の検討でも工事費が折り合わないことから、特定業務代行者制度の導入を決定し、また、都市・地域緊急促進事業の補助金を活用できたことが事業の停滞を乗り越える大きな要因となりました。
長谷工コーポレーションは地元の有力ゼネコンとともに、特定業務代行者コンペに参加、新たに工事費が折り合うよう設計の見直しを提案しました。2011年3月東日本大震災が発生し、鉄道・高速道路も寸断、市役所・消防本部も一部倒壊する中、翌月4月に着工させ、2013年2月に無事竣工に結びつけました。
事業概要
- 所在地
- 茨城県水戸市大工町
- 区域面積
- 約1.5ha
- 権利者数
- 19名
- 用途
- ホテル・店舗・事務所・共同住宅・駐車場
- 規模
- 住宅棟:地上15階・地下1階建、他2棟
- 住宅戸数
- 100戸
- 事業施行者
- 大工町一丁目地区市街地再開発組合
- 参加組合員
- 大和ハウス工業
- 設計者
- 長谷工コーポレーション
- 施工者
- 長谷工・株木 建設共同企業体
事業スケジュール
- 1994年11月
- 準備組合設立
- 1999年11月
- 都市計画決定
- 2001年 9月
- 組合設立認可
- 2011年4月
- 権利変換認可
- 2011年4月
- 工事着工
- 2013年2月
- 工事完了