東日暮里五丁目地区第一種市街地再開発事業
(リーデンスタワー)
同潤会鶯谷アパートと周辺地域の市街地再開発事業
「誰もが安心して住み続けられる街」を実現
同潤会鶯谷アパートは、関東大震災の復興事業として1929年に建設されたRC造3階建3棟95戸からなる共同住宅でした。
1960年以降、建替え計画が何度か提案され、その都度頓挫していましたが、築59年目の1988年、バブル景気を背景に「地上げ」の話がきっかけとなり、自主建替えの方針が纏まりました。借家人も住み続けられるような建替えを協議する中、周辺地域を含めた市街地再開発事業として、1996年 荒川区より認可されました。
コンサルタントに佐藤総合計画、事業協力者として長谷工コーポレーションと三井建設(現:三井住友建設)が参画、首都圏不燃建築公社が参加組合員となり、1999年5月に着工、2001年6月に完成しました。
老朽化したアパートを建替えようという切実な願いが、事業の新たな出発点となり、またそれが荒川区の「まちづくり構想」と結びつくことで近接地権者の方々の協力を得て、再開発事業に発展しました。
事業概要
- 所在地
- 東京都荒川区東日暮里
- 区域面積
- 約0.7ha
- 権利者数
- 195名
- 用途
- 共同住宅・店舗・作業所・事務所・駐車場
- 規模
- 地上28階・地下1階建他
- 住宅戸数
- 297戸
- 事業施行者
- 東日暮里五丁目地区市街地再開発組合
- 参加組合員
- 首都圏不燃建築公社
- 設計者
- 佐藤総合計画
- 施工者
- 三井・長谷工 特定建設工事共同企業体
事業スケジュール
- 1992年8月
- 準備組合設立
- 1995年4月
- 都市計画決定
- 1996年9月
- 組合設立認可
- 1999年2月
- 権利変換認可
- 1999年5月
- 工事着工
- 2001年6月
- 工事完了