TIPSマンションお悩み相談室
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カーペットの床材はクッション性や防音性に優れますが、汚れが付いてしまうと洗濯ができないため焦ってしまうものです。しかし、早急に対処すれば、汚れを目立たなくさせることができます。
まず、できる限り早く、汚れの元を取り除きます。続いて、汚れの原因となったもの別に、次のような方法で汚れを取り除きましょう。
水溶性の汚れ(ジュース・醤油・牛乳など) | 水で薄めた台所用洗剤をきれいな雑巾に染み込ませ、汚れの中央に向かってたたくように拭き取り、きれいな水を少量染み込ませたティッシュで拭き、固く絞ったきれいな雑巾で洗剤を完全に拭き取る |
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油の汚れ(バター・マヨネーズ・油性インクなど) | 少量のベンジンをきれいな雑巾に染み込ませ、汚れの中央に向かってたたくように拭き取り、中性洗剤を規定の倍率に希釈したものを、きれいな雑巾に染み込ませ、汚れの中央に向かってたたくように拭き取る。きれいな水を少量染み込ませたティッシュで拭き、固く絞ったきれいな雑巾で洗剤を完全に拭き取る |
泥水の汚れ | スプーンやへらなどで泥を取り除き、ドライヤーでゆっくり乾燥させ、ある程度乾いたら自然乾燥。よく乾いたらブラシなどでたたいて土をほぐし、電気掃除機で吸い取る |
[参考]東リ「「カーペットを汚してしまったときには?<油性・水溶性の汚れ>」
カーペットはフローリングと比べて引火しやすい素材です。たばこを吸われる方は十分に気をつけましょう。万一、たばこの灰などで焦げ跡が付いてしまった場合は、歯ブラシでこすってカスを取り除きます。焦げ跡がひどい場合は、家具の下など他の部分から毛足を持ってきて植え込むという方法もあります。ようじなどを使って、木工用接着剤で丁寧に毛を1本1本植え込んでいき、接着剤が乾いたらカーペットの毛足の長さに合わせて、はさみで切り揃えます。
文:亀梨奈美
WRITER
亀梨 奈美
不動産ジャーナリスト。不動産専門誌の記者として活動しながら、不動産会社や銀行、出版社メディアへ多数寄稿。不動産ジャンル書籍の執筆協力なども行う。
不動産ジャーナリスト。不動産専門誌の記者として活動しながら、不動産会社や銀行、出版社メディアへ多数寄稿。不動産ジャンル書籍の執筆協力なども行う。