TIPSマンションお悩み相談室
毎日の暮らしで感じる「?」を解決する一問一答。困った時、知りたいことはここに!
浴槽の排水の流れが悪かったり、洗い場の排水がしづらかったりする要因の多くは、排水口の汚れや詰まりです。日頃から目皿やヘアキャッチャーの髪の毛やぬめりを取り除くとともに、その奥にある排水トラップの内部も定期的に掃除しましょう。製品にもよりますが、着脱できる排水トラップ内の部品は取り出し、スポンジや使い古した歯ブラシで汚れやぬめりを落とします。
浴槽の中の排水栓は見落としがちな部分です。皮脂や髪の毛がたまりやすい部分ですので、歯ブラシなどで定期的にゴミを取り除きましょう。
排水栓のゴミは、浴槽のお湯がたまらない要因になることも。ゴミがたまっていると、栓がしっかり閉まらないためです。ただし、排水栓の劣化によって栓が閉まりにくくなっている可能性もあります。また、浴槽の脇にある押しボタンによって排水栓を閉める押しボタン式の排水栓の場合は、このボタンの故障が要因になっているかもしれません。ゴミを取り除いても改善されない場合は、メーカーにお問合せください。また、一定の量以上の湯はりができない場合は、配管に異常が見られる可能性があります。メーカーに問い合わせる場合は、症状を説明できるようにしておきましょう。
[参考]LIXIL「ユニットバス(システムバス)の洗い場の排水口から『ゴボゴボ』と音が鳴り排水が遅い」 「ユニットバスの浴槽内排水口をお手入れする方法」
WRITER
亀梨 奈美
不動産ジャーナリスト。不動産専門誌の記者として活動しながら、不動産会社や銀行、出版社メディアへ多数寄稿。不動産ジャンル書籍の執筆協力なども行う。
不動産ジャーナリスト。不動産専門誌の記者として活動しながら、不動産会社や銀行、出版社メディアへ多数寄稿。不動産ジャンル書籍の執筆協力なども行う。