① 親御様が車イスで遊びにこられた際に不便を感じられたご経験から、「車イスでも使いやすいゆとりあるレイアウト」がご希望でした。どの部屋にもつながる、回遊できる間取りになっています。

② カウンター越しに見えるカップボードは、扉のデザインとカラーがアクセント。カウンター下はスペースを無駄なく使えるオーダー収納で、細々したものまで仕舞えるようデザインしました。

③ キッチンは向きを変えて対面式に。「出来たてをすぐ出せるのが嬉しい。」とおっしゃる奥様は、食洗機も「疲れて帰った日の洗い物から解放してくれるの。」とお気に入りです。

④ 正面の壁の凹凸はキッチン移設のための配管スペース。上部はレンジフードのダクト、下部は給排水、ガスの管が通っています。マンションリフォームではこうした造作が必要となるケースがあり、今回は壁の厚みを活かしたオープン棚も設けました。

⑤ バルコニーに面したリビングダイニングは明るく開放的。置きたい場所、置きたいものに合わせてオーダーしたテレビボードと飾り棚が、すっきりと片付いた空間にしてくれています。

⑥ 洋室との間仕切りには引き込み式の引き戸を採用。リビングダイニングの一部として広々と使うことも、お嬢様が泊まりに来られたときには個室として使うことも出来ます。

⑦ ３方向に出入口があり、Y様邸の中核とも言える奥様の寝室。今回のリフォームをきっかけに、お布団からベッドに変更されました。

⑧ 奥様とご主人様の寝室をつなぐウォークスルークローゼット。地震の度に倒れないか心配だった洋服箪笥を処分し、お二人分の衣類をここにまとめておられます。「思った以上の収納力！」と喜んでいただいています。

⑨ テレワークスペースも兼ねたご主人様の寝室。ご主人様のテレワーク中は何かと気を遣っておられた奥様も、家事やお好きなことをしながら気兼ねなく過ごせるようになったそうです。

⑩『車イスでも使いやすいゆとりあるレイアウト』を考慮して、土間も少し広げました。思いがけず高くできた廊下の天井のおかげもあり、「より広く感じられる。」とおっしゃっていただきました。

⑪ 木目柄のカウンターやキャビネットがおしゃれなベッセルタイプの洗面化粧台。カウンター奥行が45センチと浅く、足元が一部オープンになっているため、床の点検口に干渉しません。

⑫ 一回り広くなったお風呂は長谷工オリジナル仕様のシステムバス。お湯が冷めにくい上、給湯器を新しくして足し湯が出来るようになったこともお気に入りポイントです。

⑬ 収納を充実させたトイレは、掃除用品やタンクがキャビネット内に隠れてすっきりとした印象です。お掃除もしやすくなりました。

Before･･･

Before･･･