第18回リフォームコンクール総合部門優秀賞作品
第18回 住まいのリフォームコンクール総合部門優秀賞
(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター主催
~透ける仕切りでシーンを変える~
【リフォームの動機】
・ここに永住するとは決めていない。
・どこで寝るか、どこに家具を置くかは気分によって変わるもの。それに家具を揃える楽しみも残しておきたいので、個室や収納部分をあまり作り込まないでほしい。
・無機質な物が大好きなので、それらをうまく使ってほしい。
・マンション特有の廊下の暗さを解消したい。
【設計・施工の工夫点等】
・マンションという器に施主の個性をプラスして、空間の骨格を作る。あとは施主の好みで自由に変化させていくというスタンスの部屋作り。
・LDKは多目的なワンルームとした。時にはソファベッドで休む事も考え、また様々な生活シーンを演出できるように、キッチンとの間はパンチングメタルの可動式パーティションで柔らかく仕切った。
・リビングの天井部分は躯体を現し、ダクトも露出することによって、より一層の広がりを確保した。
・キッチンは既存のものを使用しているが、コンクリートブロックにステンレスのカウンターでオープンにし、リビングとイメージを統一した。
・キッチンの背面にはこの家で唯一の収納スペースがある。ここも完全に隠して軽くしてしまうのではなくポリカ-ボネ-トで軽く仕切り、透明感を出している。
・洗濯機をキッチンに移したことにより洗面室に余裕が生まれ、キッチンへの動線を考慮して出入り口を設けた。
・洋室と廊下の間には、アクリル板で光壁を作り、洋室からの光を玄関に取り込んだ。リビング入口のポリカーボネートの引戸からも明るさを取り入れ、下足入のミラー貼りの扉と共に、光が飛び交う玄関を生み出した。
- 形態
- マンション
- 家族構成
- 2人
- 築年数
- 2年
- 工事費用
- 約924万円
- 工事期間
- 約35日
- リフォーム面積
- 約70㎡
- リフォーム部位
- リビングダイニング、玄関/廊下
間取り
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