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豊かな住まいと暮らしを実現するDX

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長谷工コーポレーション
代表取締役社長 池上 一夫

長谷工グループは「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」という企業理念のもと、マンション建設を中心とした様々な事業を展開し、変化する社会ニーズに応えながら、安全・安心で快適な住まいの提供に努めてまいりました。

昨今、AI、IoT、ロボティクスなどの新しい技術が次々と登場し、社会や生活様式が急速に変化する中、私たちの事業を取り巻く環境も予測不能で複雑なものとなっています。こうした状況下、企業が持続的に成長し、競争力を維持するためには、デジタルの力が不可欠と考え、中期経営計画の重点戦略の一つにDXを掲げました。業務のデジタル化からスタートし、AIを活用した自動設計や建築部材メーカーと協力したサプライチェーンの効率化などを推進しています。

当社では14年前から、建物をコンピューターの3次元上で立体的に設計する手法である「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」を導入し、業界に先駆けて建設現場のDXに取り組んできました。また、手段はアナログであるものの、販売・管理・修繕段階におけるお客様の様々な声をグループ各社より収集し、マンションの企画、設計・施工の改善や進化に活かすといった情報連携を長く続けており、グループ横断的なデータドリブンの素地があるといえます。ここに、『X』の要である社員の変革マインドやオープンイノベーションを掛け合わせることで、新たな価値の創造に挑戦していきたいと考えています。

DXは目標ではなく、企業理念を体現するための一手段です。デジタルの恩恵を社内で享受しながら商品やサービスの品質を高めるとともに、多様なニーズに応えたモノづくりに努め、豊かな暮らしと住まいの実現を目指してまいります。

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